内閣府が昨年11月に行った実態調査の内容が公開された。「ひきこもり」対象者は推計146万人に上るとみられ、コロナ禍の影響が後押しし、現状はもっと多いのではと「KHJ全国ひきこもり家族会連合会」では推察する。
我が子の長期に及ぶ「ひきこもり」に、万策尽きて疲弊する老いた親。誰にも相談できず、行政の支援も頼りない。行きついた先は支援を騙る「引き出し屋」なるブラック支援ビジネス。一時はマスコミでも肯定的に扱われたが、その実情は拉致・暴力・監禁と犯罪行為が横行する。
悲劇的な事例を鑑みて、親として為すべきこと、長期的視点と支援の在り方、寄り添う心の大切さに気付かされる。