■6時間×週5も10時間×週4も
1日6時間から10時間の範囲で自らの所定労働時間(フルタイム)を年度単位で選べる制度を、大和ハウスグループの大和リース(大阪市、従業員数2408人)が4月から始める。選択の理由は問わず、9~10時間の場合は週休3日を想定する。同社の佐伯佳夫・人事部長は「1日8時間・週5日以上働けないと、職場で戦力とみなされないといった意識も日本ではいまだ根強い。そうした時間的制約を取り払い、育児や介護はもちろん学びや健康など、個々の価値観に基づいて所定労働時間を選べることが、モチベーションにつながっていく」と見通す。

■「肩身が狭い」を払拭
「所定労働時間の選択制度」(図)は、入社4年目以降の社員を対象に、1日6時間から10時間の5パターンから年度単位で自身の所定労働時間を選べる制度。すでに2025年4月に「未成年(18歳未満)の子の養育」に限定して6・7時間の2パターンを先行導入しており、今年4月からは理由を限定せず全従業員へ適用する。


労働基準法が定める1日8時間・週40時間は労働時間の上限だが、それが一般的に所定労働時間(フルタイム)と同一視されがちなために、その基準より短い勤務時間は「肩身が狭い」と感じる従業員もいる。そうした考え方を払拭することも、制度の狙いの一つと言う。
給与はノーワーク・ノーペイの原則に基づき、週40時間に満たない分は勤務時間数に応じて減額。賞与も出勤率に従い減率する。福利厚生には原則として差は設けない方針だ。
「育児や介護だけでなく、健康のための運動時間や、資格や検定取得、趣味を含めて自らを磨く学びの時間などに制度を活用してほしい」(佐伯さん)

■人手不足と価値観の変化に
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