厚生労働省はこのほど、2024年に自動車運転者を使用する事業場4328カ所に監督指導を行い、3532カ所で労働基準関係法令違反、2360カ所で改善基準告示違反を確認したと発表した。
労働基準関係法令の違反率は、前年比0.6㌽減の81.6%と2年連続で低下。「ハイヤー・タクシー」が同2.5㌽減の87.5%、「トラック」が同0.2㌽減の81.4%、「バス」が同2.8㌽減の77.5%と主要3業種揃って改善した。

改善基準告示の違反率は、同0.6㌽増の54.5%と3年連続で上昇。「トラック」が同0.1㌽減の58.2%、「バス」が同1.4㌽減の51.4%に改善したが、「ハイ・タク」が同4.2㌽増の37.6%と悪化。「ハイ・タク」では、「最大拘束時間」の違反率が同4.1㌽増の29.5%で引き続き最も高い。



