東京商工リサーチの調査によると、経験率が9.3%に達した退職代行。このほど代行業者が、大企業を中心に1割弱が退職手続の要請を複数回受け、若年正社員がハラスメントやサービス残業を理由に利用する実態を明らかにして衝撃を与えている。
退職代行サービス「モームリ」のアルバトロスが公開した1万5934人分の利用データで、9.2%に当たる1466社が退職手続の要請を複数回受けていた。うち「2回」が977社、「3回」が251社と多いが、「10回」以上も合計で50社にのぼる。
要請回数が最も多いのは64回の「人材派遣会社」で、上位15社中6社が派遣会社。派遣先の人間関係トラブルのほか、「求人票と実際の仕事が違った」「契約外の業務の指示」といった派遣業ならではの退職理由が多い。
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