厚生労働省と文部科学省はこのほど、2025年3月新規学卒者の最終集計となる4月1日時点の就職率を公表した。

大学生は前年比0.1㌽減の98.0%と、微減ながら3年ぶりに低下した。女子が同0.2㌽増、私立が同0.2㌽増、文系が0.3㌽増と上昇したが、男子が同0.3㌽減、国公立が同0.9㌽減、理系が同1.5㌽減と苦戦。

地域別では関東が同0.6㌽増、北海道・東北が同1.8㌽増と2地区で改善したが、同2.3㌽減となった九州を含む4地区で悪化するなど関東を境に東西で明暗が分かれた。

このほか短大生が97.0%、高専生が99.6%でともに同0.4㌽減、高校生は同水準の98.0%、専修学校(専門課程)生は同1.7㌽増の99.2%となっている。