日曜日, 6月 15, 2025

人生にも“オンボーディング”が必要だ(西澤クルミ 人事図書館運営スタッフ)

■人事図書館発・人事労務キャリアの先を読む⑫

西澤クルミ(にしざわ・くるみ)
人事図書館運営スタッフ
▶大学卒業後ITベンチャー企業で法人営業を経て人事へキャリアチェンジ。現在IT企業で人材・組織開発に従事。プロコーチとしても活動中。

人事図書館
▶人事領域の図書館であり、同時にコワーキングスペース利用、相談も可能な東京・人形町にある施設。2024年4月1日から運営を開始し、日々様々な勉強会、セミナー、読書会などが行われている。

転職、育休復帰、異動、副業の開始――。私たちは働くなかで、何度も“自分が変わる瞬間”を経験します。そんなとき、私は「オンボーディング」が必要だと考えています。

オンボーディングとは、新しい役割や環境において、誰かがその場に馴染み、力を発揮できるようにするプロセスです。

■色を抜き、注ぐ

私はオンボーディングを「水の色を変える作業」だと思っています。

たとえば、赤から黄色に変わるとき。まず赤い色を抜く、これは本人が過去の成功体験を手放す努力が必要な作業です。そして次に、黄色を注ぐ、新たなものを受け入れる作業です。

どちらか一方ではうまくいかない工程です。だからこそオンボーディングは、エネルギーがとてもかかる地道で大変な作業です。

もうひとつ、オンボーディングは「入社時だけのもの」ではありません。私は、誰もが何度でもオンボーディングしていいと思うのです。

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