厚生労働省はこのほど労働安全衛生法に基づく一般健康診断の検査項目等に関する検討会を開催し、社会状況の変化と科学的根拠に基づく検討のための研究報告を提出した。
医学的知見から、健診項目への追加の妥当性を検証。月経困難症など女性の健康項目以外で、眼底検査や骨粗鬆症検査の導入を時期尚早とする一方、肝機能異常の事後措置として「血小板値の活用」が有効との認識を示した。
また既存の心電図検査について雇入れ後に最低1回、40歳以上に年1回の実施を要するとしつつ、40歳までの頻度に議論の余地があると指摘した。