厚生労働省はこのほど、職場適応援助者(ジョブコーチ)の育成・確保に関する作業部会に対して、議論のとりまとめ案を提示した。
ジョブコーチなど障害者の就労を支える人材の中級レベルの資格として、「障害者就労支援士(仮称)」の新設を正式に提案した。

実務経験3年以上の者、ジョブコーチ養成研修を修了した従事者を、障害者就労支援士検定の受験対象に想定。能力習得ルートを多様化・階層化し、将来的な上級・初級レベルへの拡大、国家資格化を検討する。

2025年度以降、障害者就労分野の関係者で構成する業界団体を設立し、検定試験の実施や資格の運営を担うものとして厚労省が指定。また新たに、資格取得者に対して基礎的研修の受講を免除する仕組みも設ける。
