1953年、わずか900足らずの受信契約件数の中で、日本国内のテレビ放送は産声を上げた。
70年後、広告費はテレビからインターネットへと代替が進み、ネットやSNSの普及により、スマホ中心の若者はテレビから離れていった。今やテレビ業界は「オワコン」と揶揄される始末だ。
配信プラットフォームの増加、人口減少、少子高齢化や広告市場縮小など問題は山積するが、テレビマンにも自負がある。国民は相等しく放送サービスを享受し、言論や表現の場を提供する。業界への道標として、元キー局の経営幹部が、過去・現在を分析。10年、20年後のテレビの未来を大胆予測する。テレビは終わらない、と。