火曜日, 4月 30, 2024

Re: 働く意義がわからない(山本晴義)

■Dr.山本 18万件のメール相談から読みとく働く人のメンタルヘルス

Q 働く意義がわからない【20代女性、受付】

入社前にイメージしていた仕事とのギャップが大きく、戸惑うことばかりです。私なりに一生懸命やっていますが、未だに先輩に怒られることも多く、「自分である必要はないのでは」と思うこともよくあります。自分がこの仕事をする意味が分からなくなってきています。

Answer

山本 晴義(やまもと・はるよし) 横浜労災病院勤労者メンタルヘルスセンター長
▶1948年東京生まれ。72年東北大学医学部卒、医学博士。東北大学医学部附属病院などを経て、98年から現職。2000年に始めた「勤労者こころのメール相談」は23年間で相談件数17万件に達する。日本医師会認定産業医。日本心療内科学会評議員。

厚生労働省の調査によると、日本の労働者の約5~6割が、仕事に強いストレスを感じているそうです。仕事の悩みと無縁でいられる人はほとんどいないのかもしれません。コロナ禍によって、必要な人材でも選別せざるを得ないほどの経営難に陥った会社は少なくありません。そんな中、会社の顔となる受付として入社したこと自体、あなたは有能な「できる人」だと思われます。

「できる人ほどうつになる」という言葉があるように、「できる人」というのは、真面目で完璧主義、責任感が強く、つらくても弱音を吐かない人が多いものです。イメージとのギャップや仕事をする意味を懸命に考え、向き合っているあなたにも当てはまるでしょう。周囲から見れば、あなたの今の働きは会社を、そして日本を支えていると予想します。どうかご自身の存在意義を日々感じてください。

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