火曜日, 4月 30, 2024
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勤怠管理システム 運用期に必要な社内外への対応力(杉野愼)

■勤怠で動き出すDX~人事労務の業務フローをデザインする~⑤

杉野 愼(すぎの・しん)㈱TECO Design代表取締役
▶1982年生まれ、広島大学大学院修了。医療系ITベンチャーでの営業を経て大手社会保険労務士事務所で給与計算やM&A、IT推進事業などに従事。2019年にTECO Designを設立し、600社超の中小企業でのHRテック導入・運用実績を持つ。

勤怠管理システムを実際に日々の業務に組み込んでいくのが「運用期」(表)です。準備期、移行期に注目が集まりがちな勤怠DXですが、事業へのインパクトが大きいのは運用期です。ポイントは、従業員への周知と徹底、外部環境などに対応するシステムの調整と改善、社内外のサポート体制の整備です。


■社内説明会で不安解消

従業員への周知・徹底に有効なのが、社内説明会の開催です。システムの使い方や導入の目的(背景)とメリット、従業員に期待される行動などを詳しく説明します。

疑問や不安を解消できるよう、質疑応答の時間を設けることが重要です。一般従業員だけでなく、申請を承認する立場である管理者向けの時間を別途設けることも忘れないようにしましょう。

■修正手順を決めておく

組織変更などでシステムの設定を修正する必要が出てくる場合には、事前に「定められた手順」に従って修正作業を行うことが大切です。具体的には、変更内容を詳細に記録することや関係者への周知、必要なテストの実施などが含まれます。

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