■“私”から始まる職場の働きがい改革②
自社をいきいき職場にしていく、すなわち働きがい改革を進めるためには、現状把握から始めることが重要です。GPTWでは全員型「働きがいのある会社」モデルを基に各社の働きがいを測っています。
このモデルの中心にある信頼は、信用・尊重・公正・誇り・連帯感の5つの要素から成り立っています。尊重と公正が主に「働きやすさ」にあたり、信用・誇り・連帯感が主に「やりがい」にあたります。5つの要素を用いて自社の働きがいを確認することで、職場メンバーと認識を揃え、同じ視界に立って改善策を検討することができます。
例えば、製造業では尊重と誇りは高いものの、信用が低いという傾向があります。働く環境の整備や、能力開発・福利厚生などの制度が充実しており(=尊重)、会社の商品・サービスに対する信頼はあつく、長く勤めたいと思っている(=誇り)ことが特徴です。一方、現場で働く従業員からすると上位者の存在が遠く、コミュニケーションの質と量に対する評価が低い(=信用)のです。
問題特定と「強み」
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