■連載:人事考現学(著者:山本圭子 法政大学法学部講師)
NHKの朝の連続ドラマは、歌劇団出身歌手の生涯がモデルらしい。関西には歌劇団が2つあって、宝塚歌劇団ではない方のOSK日本歌劇団が、連ドラ制作に全面協力しているそうだ。宝塚や松竹歌劇団の存在は知っていたが、大阪にもあったのかとドラマを機に知った。
さて、老舗の宝塚の方は、団員の自死報道以来、休演した上で、内部調査が行われているそうだ。ホームページには、「外部の弁護士の方々による調査チームを立ち上げ、生徒の心情にも十分配慮しながら、関係者へのヒアリング等を行っております。」とあり、調査の結果は、しかるべき時期に情報発信するという。週刊誌では、陰湿ないじめが原因とか、スタッフが「毎年40人辞めさせるのが責務」と言ったなどと報道されている。
私が中学生の頃に何度目かの宝塚ブームがあり、熱烈ファンや入団を目指しているらしいと噂される同級生もいた。おりしもベルばらブームで、盛り上がっていた。少女まんがでは、演劇界とかバレエ界とかのドロドロの人間模様やライバル関係を描いたものが受けていて、少年まんがのスポ根ものの裏返しみたいになっていた。
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