2024年3月卒の大学生の6月1日時点の就職内定率が79.6%となり、前年比6.5ポイント増と大幅に上昇したことが、このほどリクルートの調べでわかった。6月選考解禁となった17年3月卒以降の最高値を更新し、売り手市場化に拍車がかかっている状況を裏づけた。
内定辞退率が同2.0ポイント増の53.1%に上昇する一方で、就職活動実施率は同1.5減の45.6%に低下した。ただ内定取得者に限った活動実施率は同3.0ポイント増の34.2%に上昇するなど、内定取得後も就職活動を継続している大学生が増加。内定取得者のうち2社以上内定を保有する割合は同1.7ポイント増の20.7%に上昇しており、内定辞退が今後増える可能性を示唆した。