脳に疾患があっても認知機能・生活機能に障害がなければ認知症と判定されることはない。すなわち認知とは病名ではなく、症状のことであると著者は説く。
症状の進行を遅らせることに理解を示す一方、それでも『予防が9割』であると、その重要性を強調する。
世界五大医学誌の、権威ある一誌が発表した『12の認知症対策で罹患率4割減』のエビデンスを踏まえ、より実践可能な『認知症リスクを下げる習慣』として7つを紹介。その中から、難聴がもたらすリスクを鑑みて、無自覚過ぎた我が身を省みる。まずイヤホンの音量を下げてみよう。健康的な生活こそが予防対策の呼び水となるはずだ。