今春の大幅な賃上げの流れのなかで、初任給を増額するなど特に若年層に重点化する企業が少なくない。
金融包括型のフィンテックサービスを提供するGlobal Mobility Service(東京都港区)は、今年4月度以降の新卒正社員の賃金を従来比で最大40%引き上げる。新卒総合職を例にとると、従前までの各種手当込みの初任給21万700円を29万4980円へと増額。新卒正社員の賃上げに伴い、入社4年未満の一般社員の年収も数%から40%の範囲で拡充する予定にしている。
医療・介護事業の豊泉家グループ(大阪府豊中市)は、2023年卒と24年卒の新卒介護職員の基本給を25万円に引き上げる。22年卒に比べて1万円、21年卒に比べると4万円、率にして19%増額。既存のグループ全職員に対しても、職場つみたてNISAを新規導入するほか、月額1万円の奨励金を支給するなど財産形成を支援する。
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