水曜日, 1月 14, 2026

AIガバナンスの社内体制整備、3つのポイント(佐久間弘明)

佐久間弘明 (さくま ひろあき)
一般社団法人AIガバナンス協会 業務執行理事

経経済産業省、Bain&Coを経て、米スタートアップ・Robust Intelligenceで日本でのAIガバナンス普及に取り組んだ後、現職。現在はAIガバナンス協会理事として標準化活動や政策形成に関わるほか、企業のAIガバナンス構築支援の経験も多数持つ。社会学の視点からのAIリスクの研究にも取り組む。修士(社会情報学)。

■HR×AI リスクとチャンス

ここまで、技術とコミュニケーションの視点から、HR領域でのAI活用におけるAIガバナンスのポイントを説明してきた。前回も多様な部門がAIリスク管理策の検討に加わる必要性を説明したが、今回はそうした体制整備の観点を深掘りし、「経営層のリーダーシップ」「実行体制」「社員教育」の3点に触れていきたい。

AIの活用とガバナンスを一体として推進するには、経営層のリーダーシップが重要である。各部門の実務レベルのみでは、リスクテイクをめぐる意思決定や、部門横断での調整を行うのが難しい場合があるためだ。

AIガバナンスを主管する経営層にはいくつかのパターンがある。技術的知見の観点からCDO(Chief Digital Officer)が担当する企業、リスク管理の観点からCRO(Chief Risk Officer)が担当する企業、情報セキュリティの観点からCISO(Chief Information Security Officer)が担う企業などのほか、AIを専門とする「CAIO」を新設する企業もある。

たとえばリスク管理部門が主管する場合、リスクの網羅的な検証を行える反面、技術的な理解が浅く過度なブレーキをかけてしまう場合が多いなど、メリット・デメリットを踏まえ各企業に合った体制検討が望ましい。

■特設チームの立上げも

次にAIガバナンスの実行体制では、社内の多様な視点を持つ部門——AI活用の推進部門、ITセキュリティ、法務・コンプライアンスなど——の関わりが重要だ。

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