土曜日, 6月 14, 2025

Re: 部下に仕事任せたいが過重な負荷が心配…(山本晴義医師)

■Dr.山本 19万件のメール相談から読みとく働く人のメンタルヘルス⑯

Q 入社3年目部下に仕事任せたいが過重な負荷が心配…【40代男性、メーカー勤務】

 入社3年目の部下のマネジメントに悩んでいます。仕事の覚えもよく、新年度を機にこれまで以上に仕事を任せたいのですが、生真面目なところもあって過重なストレスになってしまわないかが心配です。
 以前、期待していた若手が仕事量の増加後しばらくして転職したことがあり、同じことにならないか怖い気持ちがあります。

Answer

山本 晴義(やまもと・はるよし) 横浜労災病院勤労者メンタルヘルスセンター長
▶1948年東京生まれ。72年東北大学医学部卒、医学博士。東北大学医学部附属病院などを経て、98年から現職。2000年に始めた「勤労者こころのメール相談」は25年間で相談件数19万件に達する。日本医師会認定産業医。日本心療内科学会功労会員。

お悩みのご様子、伝わってきます。部下の成長を見守りながら適切なサポートを提供することは、マネジメントの重要な役割の一つです。

まず、部下とのコミュニケーションを密にすることが大切です。定期的なミーティングや1対1の面談を通じて、部下の状態を理解しフォローすることです。

次に、適切なフィードバックを提供することが重要です。部下が成功したときにはその成果をしっかり認め、褒めることでモチベーションを維持できます。また、失敗や改善点については建設的なフィードバックを行い、成長のための具体的なアドバイスを伝えることが大切です。

さらに、業務の優先順位を明確にしてあげることが求められます。特に生真面目な部下の場合、すべての業務に全力を注ごうとする傾向があります。優先順位を定めることで、重要なタスクに集中させ、過重なストレスを回避する手助けをすることができるでしょう。

この部下は、真面目で能力もあり優秀な仕事ぶりが想像されます。そこで、部下の自由度を尊重することも大切です。業務の進め方やアプローチにおいて、部下が自主的に判断し、行動できる余地を与えることで、彼の創造力と意欲を引き出すことができます。

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