連合が発表した初回集計で、今春の賃上げ率の加重平均は前年比0.18㌽増の5.46%と2年連続で5%を突破。人材確保競争の激化を裏づけるように、有期・短時間労働者の時給引上げ率の平均も、同0.03㌽増6.50%と微増ながら高止まりしている。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを運営するユー・エス・ジェイ(大阪府大阪市)は4月1日付けで、約1.2万人が在籍するパート・アルバイト従業員の時給や諸手当の増額に踏み切る。パーク運営の原動力となっているクルーの採用・定着化が狙いで、月間支給額を平均で7%増額。時給は一律50円引き上げられ、1260~1590円になる見通しだ。
東京ディズニーリゾートを経営するオリエンタルランド(千葉県浦安市)も4月1日から、社員やテーマパークオペレーション社員、嘱託社員、出演者、準社員約2万6600人の基準賃金・基本時給を平均で約6%引き上げる。準社員は基本時給を一律70円増額し、役割に応じた手当を含めると改定後の時給は1320~1670円になる。

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