厚生労働省はこのほど、2025年度の年金額を前年度比1.9%増と3年連続でプラス改定すると発表した。
物価変動率が+2.7%で、名目手取賃金変動率+2.3%を上回ったため、新規・既裁定者とも名目手取賃金変動率で改定。また物価と賃金が揃ってプラスとなってマクロ経済スライドが発動し、+2.3%から調整率-0.4%と減じた。
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1人支給月額は、老齢基礎年金が同1308円増の6万9308円、1956年4月1日前生まれも同1300円増の6万9108円。夫婦2人のモデル世帯の厚生年金額も、同4412円増の23万2784円に増える。
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なお在職老齢年金の支給停止調整額は、同1万円増の51万円へと増額となる。
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