水曜日, 4月 2, 2025
ホームニュース一覧ニュース派遣労働者の労使協定で使用...

派遣労働者の労使協定で使用する一般賃金水準 地域指数275カ所で誤り

厚生労働省はこのほど、労使協定方式で派遣労働者の賃金を決定する際に用いる2024年度一般賃金水準で、職業安定業務統計の「ハローワーク別地域指数」を訂正したと発表した。

434カ所分のハローワーク別地域指数のうち、事務処理による誤りが275カ所分判明。154カ所で高い割合を示す一方で、121カ所に対しては低い割合、月額に換算した中央値で約1400円低く示していた。なお、都道府県別の地域指数に誤りはなかった。

厚労省は労使協定方式を採用する派遣元事業主に対し、現在の賃金が訂正後の地域指数で算定した賃金に満たない場合に、賃金を引き上げるための協定見直しを求める。また再発防止策と併せて今後、見直しを行う派遣元への経済的な支援策についても前向きに検討する方針を示した。

■地域指数の新旧一覧表



第308回労働政策審議会職業安定分科会労働力需給制度部会資料から

「労基旬報」メールマガジン

*厳選されたニュースで労働行政の動きをチェック
*人事・労務の実務テーマで記事ピックアップ
*先進企業事例と業界トレンドの今が分かる
*注目の裁判やイベント情報なども随時掲載
(月3回配信、無料)

「労基旬報」紙面のご案内

*月3回、実務に必須の最新情報を厳選した紙面が届く
*法改正から判例、賃金動向までポイント解説
*第一線の専門家によるトレンド解説や先進企業事例
*職場でのよくある疑問にも丁寧に回答
*電子版・オンライン版でオフィス外でも閲覧可能

購読者Web会員登録

「労基旬報」本紙ご購読者の方は、こちらからご登録ください。

人気記事