■“私”から始まる職場の働きがい改革④
「働きがい改革」において経営者に期待される役割とはどのようなものか、考えていきましょう。
働きがい改革の起点は経営者のコミットメントだと考えます。もちろん、従業員の発案や人事部からの提言により改革がスタートすることもありますが、経営者がなぜ、何のために自社の働きがいを高めたいのかについて腹落ちしていない限り、改革はうまく進んでいきません。なぜならば、働きがいを高めるというお題目は反対意見を持ちにくいテーマである一方で、実際に改革を進めていこうとすると多くの壁にぶち当たり、その乗り越え方には方法論がいくつもあるためです。
A案を採択して実施してみてうまくいかなかったとなったときに、諦めずに改善策を打ち続けるためには、経営者の方針やゴールへの熱意が必要です。
経営者のコミットメントとは、経営の必然性として働きがいを高める目的を言語化し、あるべき姿・目指したい組織像をミッション・ビジョン・バリューのような形でビジョナリーに設定することです。具体化しておくと、次の3点を明確にすることだと考えます。
①外部環境や会社の現状をどのように捉え、未来をどうしようと考えているのか ②従業員にはどのような行動を期待するか ③従業員には仕事にどのような意義や価値を感じ、やりがいを持ってもらいたいのか
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