金曜日, 5月 3, 2024
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勤怠管理 新システムへの移行期はリーダーシップと綿密な計画を(杉野愼)

■勤怠で動き出すDX~人事労務の業務フローをデザインする~④

杉野 愼(すぎの・しん)㈱TECO Design代表取締役
▶1982年生まれ、広島大学大学院修了。医療系ITベンチャーでの営業を経て大手社会保険労務士事務所で給与計算やM&A、IT推進事業などに従事。2019年にTECO Designを設立し、600社超の中小企業でのHRテック導入・運用実績を持つ。

従業員の出勤・退勤の記録、休暇申請、労働時間の管理など、日々の業務運営を効率化する勤怠管理システム。今回は「移行期」(表)に焦点を当てて解説します。その成否を左右するのは、強いリーダーシップと綿密な計画です。

移行期は、特に進捗管理に注意が必要です。新システムへの切り替えが行われるため、組織全体にとって最も繊細な注意が必要な時期でもあります。主な課題は、以下の4つです。

①進捗の監視・対応の難しさ
②リーダーの重要性
③具体的な次の行動(NEXT Action)の計画不足
④データの移行問題

進捗管理の課題は、全体の進捗を把握し、必要な調整を行うことの難しさです。プロジェクトの遅延や質の低下を招かないためには、明確な目標と定期的なチェックポイントの設定が重要です。節目となるマイルストーンを設定することで、移行期に特有の「進んでいるのか不安」といった心配も低減できます。

■チームの行先を示す

明確なリーダーシップが移行期には不可欠です。旗振り役となる人物がチームを統率し、方向性を示すことでスムーズな移行が促進されます。企業内でリーダーの役割すべてを果たす人物を探すことが難しい場合には、一部でも外部のサポートを受けながらプロジェクトを遂行することをお勧めします。

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