2022年10月時点の派遣労働者の時間給の平均が1510円となり、17年の前回調査比144円増と大幅に改善したことが、このほど厚生労働省発表の派遣労働者実態調査でわかった。賃金に対する評価として「満足」が同6.9ポイント増の41.1%に上昇し、同1.1ポイント減の38.0%となった「不満足」を上回った。
このほかの支給状況をみると、賞与・一時金は同12.3ポイント増の31.9%、通勤手当が同33.4ポイント増の84.4%。また昇給の実施割合も同13.0ポイント増の28.2%といずれも二桁増を記録するなど、同一労働同一賃金の効果で派遣労働者の待遇が改善している実態を裏づけた。