木曜日, 11月 21, 2024
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高齢者活躍に職務転換有効

人手不足を追い風に、就労意欲が旺盛な高年齢者を活用する企業が増えている。他方で、高年齢者の採用に消極的な企業も少なくなく、ミスマッチも足下で生じている。

厚生労働省と高齢・障害・求職者雇用支援機構が共催する2023年度の高年齢者活躍企業コンテストでは、最優秀賞に各種食品小売業の小川商店(島根県大田市)が選出された。定年の66歳以降も人事評価を実施し、年齢に関係なく複数の項目を設定して、自発的・自律的な人材の育成方針を明示。会社の求める人材像と期待する成果を明確にするとともに、業務改善の提案が採用されると賞与や賃金に反映することでモチベーションを向上させ、一定の条件をクリアすれば75歳以降の継続雇用も認めている。

厚生労働省発表資料から

特に高評価を得たのは、社員の高齢化に伴う負担を考慮した職務転換の柔軟化だ。石油・食品小売にとどまらず、スクールバスの運行、ごみ収集・運搬など、地域のニーズに応じつつ、高年齢社員の受け皿となる多角的な事業を展開。高年齢社員の誇りや働きがいに繋げる一方で、適性診断に沿った運転の助言で交通事故を防止するなど、安全教育にも力を入れている。


■体力懸念もシニア積極採用33.5%

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