世論とのズレ、世間とのズレを積極的に受け入れ、分析、自分だけの意見を語る。人間関係に悩まない生き方とは、すなわち人間関係に消耗せず、組織の中で自分を貫く術を身につけることにある。
個性や自分の軸を形成するために、上質な情報を大量にインプットし、その情報を組み立てアウトプットすること。そのスパイラルにより自我を確立し、長期のスパンで「持論」を製造し続けることの重要性を解説する。
著者はかつて大阪府知事・大阪市長の要職を務めあげ、政治家を引退した現在に至っても、個性的な「持論」を発信し続けている。「異なる意見」がしっかりと共存する社会こそが目指すべき幸せな社会だと主張する。