働政策審議会労災保険部会はこのほど、厚生労働省が示した労働者災害補償保険法を改正する法律案を了承した。労働基準法などの改正法案と括り、今特別国会に提出して成立を目指す。
まず療養補償給付や休業補償給付などの請求権の消滅時効期間を、補償されるか容易に判断できない疾病に限り2年から5年に延長する。対象は政令で、脳・心臓疾患や精神疾患、石綿関連疾病などを掲げる考え。施行は公布後5年以内とし、労基法の災害補償請求権の消滅時効もこれに準じて見直す。

このほか暫定任意適用事業の廃止、遺族補償年金の男女差解消、特別加入団体の要件の法定化は2027年4月に手当。事業主に対する労災保険給付の支給・不支給決定の情報提供など、建議で提案した改善項目は施行規則以下の見直しで対応するとみられる。



