人材確保へ“手当”を拡充　成長・生活・交流を後押し

人材確保の手段として、各種手当を拡充する動きが企業の間で広がっている。

伊藤忠テクノソリューションズ（東京都港区）は来年４月、新卒入社から３年目までの若手社員向けに「グロウプラス手当」を導入する。自己成長投資と生活基盤安定の支援のために１年目と２年目に月額６千円、３年目に月額３千円を支給。また賃貸居住の独身世帯主に、月額３・５万円の家賃補助も始める。

クラウドセキュリティのＨＥＮＮＧＥ（東京都渋谷区）は10月から、１日２千円の対面コミュニケーションに対する賞与を４千円に倍増。一方、来年度入社の新卒社員からは月額８万円の手当として制度化し、社員交流や顧客訪問を活性化する。