外国人常用労働者の2024年9月の平均給与額が前年比7200円増の27万4900円に微増したことが、このほど厚生労働省の外国人雇用実態調査でわかった。
在留資格別にみると、「身分に基づくもの」が同2900円増の30万5200円、「専門的・技術的分野」が同3200円増の28万9100円、「技能実習」が同5900円増の21万0000円といずれも増加。特に専門的・技術的分野のうちの「特定技能」が同1万7700円増の25万300円と、増加幅が大きくなっている。

外国人を雇用する理由は「労働力不足の解消・緩和のため」が引き続き最も多く、同4.2㌽増の69.0%へ上昇。日本語能力不足によるコミュニケーションなど雇用上の課題は多いが、日本人労働者を雇用できない企業間の獲得競争の激化で、外国人労働者の給与が増加している可能性が読みとれる。



