■労働時間延長に新コース
厚生労働省はこのほど、キャリアアップ助成金に「短時間労働者労働時間延長支援コース」を新設した。年収130万円の社会保険の壁対策として、現行の「社会保険適用時処遇改善コース」の労働時間延長メニューを見直すとともに、助成額を拡充。労働時間延長や賃金増額で年収増加に取り組むキャリアアップ計画書を事前に提出して、社会保険に加入すると最大で75万円を支給する。
■計画書の事前提出が必須
同じ社会保険の壁でも支援が手薄とされる130万円の壁対策を、7月から大幅に拡充。キャリアアップ助成金に「短時間労働者労働時間延長支援コース」を新設し、第3号被保険者などの働き控えを防止する。
助成対象となるのは、6カ月以上雇用する短時間労働者の年収増加に取り組み、実際に社会保険に加入させた事業主。

社会保険加入日の前日までに、都道府県労働局へキャリアアップ計画書を事前に提出することが必要で、1年目の第1期、2年目の第2期の取組みごとに助成金を支給する。取組み期間は原則1年だが、第1期に関しては複数年かけて行うことも可能とする。

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