
古代中国に由来する六十干支が本来の干支である。十二支と、10日間を一旬とする十干を組み合わせ、それらを60年の周期に当てはめる。その49番目がひのえうま(丙午)だ。
1666年出生の八百屋お七は丙午女性の代名詞的存在。気性が激しく男性を喰うなど様々な迷信の起源として世間に摺りこまれ、300年後の1966年(昭和41年)にもその影響は出生数減少として表出した。
丙午にまつわる不幸な歴史を紐解き、昭和に生まれ育った丙午の人々を多角的に検証する。来年が令和の丙午だ。昨年の出生数は70万人割れとの報道が飛び込むが、令和の選択や如何に。


