厚生労働省は2025年度の地方労働行政運営方針を策定し、このほど都道府県労働局に通知した。
最低賃金・賃金引上げに支援、労働移動の円滑化などに引き続き取り組むよう要請したほか、法改正を見据えてマニュアルを活用したカスハラ対策の促進、学生の相談で把握した就活等セクハラへの適切な対応を要請。また短時間・単発で就労する、いわゆるスポットワークも労働基準関係法令違反が認められた場合には、事業主に必要な指導を行うよう求めている。



厚生労働省「あかるい職場応援団」サイトから
このほか今夏から大幅に強化する熱中症予防対策について、労働安全衛生法施行規則の改正内容の周知に重点化。暑熱下での作業で、早期発見の体制整備、重篤化を防止する措置の実施手順の作成を義務づける6月以降、関係者への指導を徹底するよう要求した。


厚生労働省「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」サイト掲載のパンフレットから
関連通達「職場における熱中症予防基本対策要綱の策定について」(基発0420第3号、令和3年4月20日)


