火曜日, 2月 4, 2025

正解のない問題、だから面白い(田中志歩 人事図書館運営スタッフ)

■人事図書館発・人事労務キャリアの先を読む⑧

田中志歩(たなか・しほ)
人事図書館運営スタッフ

▶企業研修会社で法人営業→全従業員フルリモートの営業代行会社で広報・人事・社長秘書を経験した後、2024年4月より人事図書館運営に携わる。

人事図書館
▶人事領域の図書館であり、同時にコワーキングスペース利用、相談も可能な東京・人形町にある施設。2024年4月1日から運営を開始し、日々様々な勉強会、セミナー、読書会などが行われている。

人事領域を専門としてコワーキングスペースも併設した「人事図書館」の受付にいると、様々な人事労務パーソンと出会います。自組織をよりよくするために学びたい方、困りごとの糸口はないかとお悩みの方、いつか人事になりたい! と人事職を志す方まで、仲間と学びを求めて足を運んでくださっています。

時々このような質問を受けることがあります。

「採用面接で何を聞けばいいですか?」「制度設計はこれをやっておけば間違いない!と正解が載っている本はどれですか?」

これらの質問には、人事経験のあるスタッフでも、2500冊の蔵書があっても、残念ながら…正解をお答えすることはできません。そもそも正解が“存在しない”からです。書籍に書かれているのは先人の知恵、つまり他人の意見です。ヒントになることは山ほどありますが、何を自分にとっての“正解”にするかは書かれていません。では、私たちはどうしたらいいのでしょうか?

正解を共に創る楽しさ

『自分の意見で生きていこう―「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップ』(ちきりん著)には、誰のものでもない、自分オリジナルの人生を手に入れるために不可欠な「意見」の重要性について書かれています。

『自分の意見で生きていこう―「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップ』ちきりん 著/ダイヤモンド社/2022年

身近なシーンを例にわかりやすく解説され、自分の意見をもつための具体的な練習法も紹介されているので、日常に活かしやすい内容です。もし、あなたが「あらゆる問題には正解がある」「専門家に聞けばいつでも正しい答えを教えてくれる」と思っているのであれば、ぜひお手に取っていただきたい一冊です。

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