水曜日, 12月 18, 2024

Re: 衛生委員会を活性化したい(山本晴義医師)

■Dr.山本 18万件のメール相談から読みとく働く人のメンタルヘルス⑬

Q 衛生委員会でもう少し自由に職場の課題を話し合いたい【40代女性、人事部】

 衛生委員会を毎月開催しているものの、通り一遍の内容で終わってしまう傾向があります。
 最近職場でメンタル不調を抱える社員が多いことなど、職場の課題についてもう少し自由に話し合えたらと考えています。堅苦しい雰囲気でなくひらかれた話し合いに向けて、何か良い工夫や方法などあるでしょうか。

Answer

山本 晴義(やまもと・はるよし) 横浜労災病院勤労者メンタルヘルスセンター長
▶1948年東京生まれ。72年東北大学医学部卒、医学博士。東北大学医学部附属病院などを経て、98年から現職。2000年に始めた「勤労者こころのメール相談」は23年間で相談件数17万件に達する。日本医師会認定産業医。日本心療内科学会評議員。

職場のメンタル不調に対する取り組み、社員全体の健康を考えた衛生委員会についてのご相談ですが、そのお悩み、よく理解できます。一般的に衛生委員会は形式的になりがちであり、それを打破したいという姿勢は素晴らしいと思います。

衛生委員会の活性化のための工夫として、厚生労働省のメンタルヘルスポータルサイト「こころの耳」の活用をお勧めします。ルーチンの会議の後、「こころの耳」閲覧タイムを10分程度持つのはいかがでしょうか。

テーマ選びは、メンバーの交代制としますが、事前の準備はいりません。参加者全員が持参のスマホで「こころの耳」を開き、テーマにそった記事を5分程度閲覧してもらいます。

そのあと、参加者の意見を出してもらい、全体で共有することです。テーマ選びも重要ですが、「こころの耳」を活用すれば簡単です。


この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。

既存ユーザのログイン

fifteen − three =

   

「労基旬報」メールマガジン

*厳選されたニュースで労働行政の動きをチェック
*人事・労務の実務テーマで記事ピックアップ
*先進企業事例と業界トレンドの今が分かる
*注目の裁判やイベント情報なども随時掲載
(月3回配信、無料)

購読者Web会員登録

「労基旬報」本紙ご購読者の方は、こちらからご登録ください。

人気記事