介護福祉士国家試験パート合格の導入に関する検討会はこのほど、厚生労働省が示した報告書案を了承した。2026年1月に実施予定の第38回国家試験から、現行の13科目を3分割した上で、合格水準に達したパートの受験を一定期間免除する仕組み「パート合格」の導入を提案している。
大多数が介護業務に従事しながら受験に備えて学習時間を確保している実態に鑑み、介護福祉士に求められる知識・技能の質の水準を低下させないことを前提としつつ、資格取得の利便性を向上させる必要性を明記。1日間で全パートの試験を行って、初めての受験時に全員が全パートを受験し、再受験時には不合格パートの受験を必須とする。受験者数が3年連続で減少するなど担い手不足が懸念されており、外国人介護人材が合格しやすい環境を整備する狙いも透けてみえる。
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