木曜日, 11月 21, 2024

人を活かす生業として(岡本光敬 人事図書館運営スタッフ)

■人事図書館発・人事労務キャリアの先を読む③

岡本光敬(おかもと・みつたか)
人事図書館運営スタッフ
▶新卒より日系電子部品メーカーにて人事として勤務し、2023年に独立。SNSで人事図書館立ち上げを知りプロジェクトに参画。現在は運営に携わる。

人事図書館
▶人事領域の図書館であり、同時にコワーキングスペース利用、相談も可能な東京・人形町にある施設。2024年4月1日から運営を開始し、日々様々な勉強会、セミナー、読書会などが行われている。

前回までの連載では「自分が本当に望んでいることは何かを考えてみること」や「人事とは何か」というテーマでお話ししました。今回は少し視点を変えて、私自身の原体験を紹介しながら、皆さんのキャリアの先を考えるきっかけにしていただければと思います。

現在、私は人事コンサルタントとして、様々な企業の人事支援を行っています。もともと企業の労務担当者としてキャリアをスタートさせ、採用・人材開発・組織開発・制度設計を経験して、その後独立しました。ただ、最初から人事を希望して入社したわけではなく、総合職で入社し、最初の配属先が人事であったという、いわゆる多くの方が経験されたキャリアのスタートでした。

そんな私ですが、なぜ今も人事を生業として仕事を続けられているかを思い返すと、学生時代に出会った1冊の書籍の存在が大きかったからだと思います。それが「奇跡の営業所」という書籍です。

『奇跡の営業所』森川滋之 著/きこ書房/2009年

この書籍は、ある営業所の成功物語を描いたもので、どのようにして困難な状況から立ち直り、成功を収めたのかが描かれています。主人公が営業所長として新たな営業所に配属されるところから物語はスタートしますが、その営業所は全国でも最下位の営業所で、スタッフも営業経験がない者ばかりが集められていました。そんな中で、主人公はスタッフの個性を見極め、それぞれの強みを活かしたチームに変えていくことでスタッフたちが成長し、成果を上げていきます。実話を元にしたこの物語は大きな感動と共に、日々の私たちの現実を考え直すきっかけを与えてくれます。

この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。

既存ユーザのログイン

20 + twenty =

   

「労基旬報」メールマガジン

*厳選されたニュースで労働行政の動きをチェック
*人事・労務の実務テーマで記事ピックアップ
*先進企業事例と業界トレンドの今が分かる
*注目の裁判やイベント情報なども随時掲載
(月3回配信、無料)

購読者Web会員登録

「労基旬報」本紙ご購読者の方は、こちらからご登録ください。

人気記事