相撲好きの女性をいつからか「スー女」と呼び、さらに今では大相撲「推し」だと宣言するのだろう。女性初の横綱審議委員会審議委員として10年に渡り活動。著者こそ「元祖・スー女」の称号が相応しいだろう。
日本相撲協会によると相撲の起源は1500年前に遡り、古事記や日本書紀、戦国時代を経て江戸時代に基礎や様式美が確立されたという。「時代錯誤か伝統か? 女人禁制の不思議」など不可避な話題も解説する。
横審委員時代に横綱の品格をめぐる朝青龍との舌戦は話題に。当時、青森のイタコに双葉山の降霊を依頼。伝説の人物から「思ったようにやりなさい」と金言を頂く。「横審の魔女」ここにあり。