予定も含めた不妊治療の経験者割合が14.5%だったことがこのほど、2000人から回答を得た厚生労働省の委託調査でわかった。仕事と治療について、うち55.3%は両立していたが、両立できず「仕事を辞めた」も10.9%、「治療をやめた」も7.8%と一定数を占めた。
職場での共有状況について、47.1%と5割弱が「一切伝えていない」と回答。伝えない理由は「支障がない」が37.1%、「周囲に気遣いをしてほしくない」が33.0%。両立のために希望する制度は「治療に利用可能な休暇制度」が20.8%、「有給休暇などを取りやすい環境づくり」が20.1%で多かった。