経団連と連合、厚生労働省の今春の賃上げ労使交渉の集計結果が出揃った。2%台後半に集中した各調査の予測を覆し、賃上げ率は全企業規模で3%を上回った(図)。規模が大きいほどベースアップに踏み込んだが、同じ大手間で賃上げ格差が広がっている可能性を示した。
経団連の最終集計では「500人以上」が前年比1.72㌽増の3.99%、「500人未満」が同1.08㌽増3.00%とその差は大きい。製造業と非製造業の賃上げ率は「500人以上」で順に3.99%、3.96%、「500人未満」で順に3.19%、2.65%と、中小企業の非製造業が賃上げに慎重だったことがわかる。
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