週末にスマホアプリから『今日は走りますか?』と誘いがきた。休日限定とはいえ10年以上ジョギングを続けている身体にも、今年の酷暑は流石に堪える。趣味、いや義務感かもしれない。
日本人は自己PRやアピールが苦手とされるが、趣味が多いということはそれだけで話題に事欠かない。英語のホビーと違い、日本人が思い描く趣味の領域には嗜好寄りのニュアンスが含まれるが、多忙なタレント業の傍ら、著者は9つもの趣味を披露する。その一つひとつに深みと拘りが見てとれ、芸風と一線を画す生真面目さは隠せない。
50歳を超えても遅くない。人生後半戦は楽しく遊びと向き合いたい。