日本商工会議所と東京商工会議所がこのほど発表した中小企業3042社から回答を得た調査で、69.6%が「賃上げを実施」した。前年度比4.7㌽減と低下する一方で、「未定」が同3.1㌽増の23.5%、「見送る」が同1.4㌽増の6.8%と上昇した。

賃上げの実施は都市で71.4%、地方で69.3%、さらに地方・小規模だと57.1%。正社員の賃上げ率は順に同0.48㌽増の4.37%、同0.41㌽増の3.94%、同0.34㌽増の3.55%と地域間格差が拡大した。


パート・アルバイトの時給引上げについては、同0.78㌽増の4.21%に上昇。ただ小規模に限ると同0.58㌽減の3.30%に低下しており、「時給引上げを見送った」が同5.8㌽増の36.8%に上昇している。

