経団連がこのほど発表した2025年春季労使交渉の大手企業回答状況の第1回集計によると、500人以上規模97社の妥結額が前年第1回集計比493円減の1万9342円、賃上げ率が同0.37㌽減の5.38%とともに低下した。

賃上げ率は製造業82社平均が同0.61㌽減の5.34%となる一方、非製造業15社平均が同0.18㌽増の5.48%と上昇。非製造業が製造業を上回るのは2年ぶりで、業種別では7.97%の「情報通信」、6.21%の「非鉄・金属」、6.08%の「機械金属」の順で高くなった。
増減幅をみると、17業種中10業種で上昇。「化学」が同1.03㌽増と上昇幅が最大で、以下、「運輸」が同0.91㌽増、「鉄道」が同0.86㌽増、「紙・パルプ」が同0.82㌽増で続いた。


