厚生労働省はこのほど、ハローワークでのAIの活用方針をとりまとめた。全ての仕事を代替するのではなく、あくまでインターネットサービスの利便性を高めるツールと位置づけ、将来を見据えた活用の具体策を今後検討する。

職員に対しては、求職者に対する求人レコメンドや求人者に対する求人条件緩和案を提示し、主にマッチングに活用する。

一方、サービス利用者向けには、求人や職業紹介に関する質問の自動受付・回答に活用。

今年度にも、全国10カ所のハローワークで職員によるデジタル技術を用いたマッチング手法を検証するほか、サービス面でチャットボットを利用するコンシェルジュ機能を試行的に導入する。



