木曜日, 12月 5, 2024
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【新刊紹介】『デジタル脳クライシス』酒井邦嘉 著

『デジタル脳クライシスーAI時代をどう生きるか』酒井邦嘉 著/朝日新聞出版/新書判240頁/2024年10月/990円(税込)

チャットGPTを皮切りに新たな生成AIが続々と誕生した。著者は言語脳科学に立脚し、その視点からAIの創造性を否定する。既存の文章や画像などを「合成」するAIへの依存は、人類の文化の衰退に繋がると警鐘を鳴らす。

記憶の定着への有効性も含め、人間の文章を生成する力を高めるとして、キーボード入力より手書きを推奨する。著者自身がPC使用の際、自らが文章を生成するという意識と誤字防止のために、入力支援の予測変換を使わぬ徹底ぶりだ。

マルチタスク能力の開発は、脳に適度な負荷をかける。AIを使わない力を養うこと。クライシス回避へ、あの「スマホ脳」にも一家言あり。

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