産業機械メーカーのスギノマシン(富山県滑川市)は10月から、新たな人事制度を導入した。技術志向企業を実現するため、マネジメント力の強化に特に注力する。
職位職域に応じてマネジメントスキルを詳細に定義づけた上で、等級ごとに設定した期待役割に基づいてマネージャーを評価。OJTのほか、拡充したOff―JTを組み合わせてスキルを身につけ、一定以上に到達すると昇格対象とする。またマネージャー昇格について在級年数要件を大幅に緩和することで、能力のある若手の早期抜擢を可能にする。
定年後の再雇用者に対しても、来年度から処遇を大幅に改善。希望に応じて60歳到達後も定年前と同等の役割を果たして給与水準を維持し、昇格制度の対象にする考えだ。