■新・働く人の心と体の心理学 第67回 著者:深沢孝之
今年6月27日、アメリカ大統領選に向けてバイデン大統領とトランプ元大統領の討論会が開かれました。その模様は全米で放映され、YouTubeでも観ることができます。
そこでは、相変わらず堂々として切れ味鋭いトランプ元大統領に対して、バイデン大統領のあまりにひどい耄碌振りに、全米の有権者の7割が「トランプ勝利」と判定したようです。その結果、民主党内で「このままでは負ける」とバイデン下ろしが始まりました。さらにあのトランプ元大統領暗殺未遂事件が起こってトランプ人気が沸騰し、無理矢理にでも引きずり下ろすかのように、カマラ・ハリス副大統領が民主党候補者になったのは、ご承知の通りです。
元々米マスコミも日本のマスコミも民主党贔屓で、「トランプ悪者、バイデン良い人」を演出してきた疑いが濃厚です。私たちがテレビで見るバイデン大統領は、「ちゃんとしている姿」だけを切り取られたものかもしれません。実際この討論会も民主党の牙城、CNNテレビが主催で、国際ジャーナリストの田中宇氏によると、司会者二人とも民主党支持者でバイデン大統領が不利にならないように、いろいろと配慮した設定をしていたようです。それでもバイデン大統領は言い間違いやろれつが回らなかったり、言葉が詰まったりして精彩を欠いていました。画面が2人に2分割されているところで両者の表情を比較すると、トランプ元大統領は相手の話をちゃんと聞いて集中しているようですが、バイデン大統領は目がうつろ、何だかぼーっとしていて口が半開きで、明らかにおかしい様子でした。これでは素人でも異常さがわかったと思います。
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