厚生労働省はこのほど、2023年度にハローワークに届出があった障害者の解雇が2407人だったと発表した。前年度比50.0%増と急増し、最多を更新。理由別で「事業廃止」が同21.6%増の1240件で最も多いが、「事業縮小」が同123.9%増の1086人と大幅に増えた。
ハローワーク経由の障害者の就職も、同8.0%増の11万756件と最多を記録。専用求人が同9.5%増、新規求職申込が同6.9%増とともに増加し、就職率も同0.5増の44.4%に上昇した。
一方、障害者に関するハローワークへの相談は「差別禁止」が同16.2%減の31件に減る一方、「合理的配慮の提供」が同13.8%増の214件に増加した。