2023年10月、パレスチナ自治区・ガザ地区を支配するイスラム組織ハマスは、イスラエルへの大規模な奇襲攻撃を開始。イスラエル軍の徹底した報復攻撃は多くの一般市民を巻き込みジェノサイドとさえ言われる。
イスラエルは自衛権どころか「生存権」を懸け、ハマスは長年のパレスチナ領土支配に対する「ユダヤ人の排除」を。宗教や民族だけではとどまらぬ双方の内在的論理、報道と事実とのギャップ、大国間の戦略的利害関係について手嶋・佐藤両氏が対談・解説する。
国連はガザ地区の犠牲者が3万5000人を超えたと伝えている。中東の和平構築に向けて、日本が果たすべき役割が残されていると信じたい。