人材を人財と言い換える企業も増えている。企業の成長に欠かせない『人材』に関するプロとして、社労士の業務は、労働・社会保険の諸問題、年金相談など多岐にわたる。
社労士も対応に苦慮しているのだ。ハラスメント・労災事故・退職・不当解雇・未払残業代など労働事件は後を絶たない。本書では、労働事件を多く担当する弁護士ならではの、事件のとらえ方を『思考の展開図』として披露し、さらに経営者と労働者、上司と部下間のトラブルなど様々な事例をまじえて指南する。
社労士の労働事件への関与を促し、社労士は労働事件の防止策、弁護士は解決策を、士業の垣根を越えた紛争解決を提案する。