2023年の社会保障や税の再分配による所得の改善度が前回調査比1.6㌽増の34.7%と3調査ぶりに上昇したことが、厚生労働省の所得再分配調査でわかった。再分配の効果が高まったが、恩恵を受けた当初所得世帯は「550万円未満」で、前回調査の「600万円未満」からプラスマイナスの分水嶺が下がったことを示唆した。
所得分布の均等度を0~1までで表し、数値が高いほど格差が大きい「ジニ係数」は、再分配前の当初所得で同0.0155㌽増の0.5855と最高値を更新。一方、税や社会保障による再分配後の所得でも同0.0012㌽増の0.3825と2調査連続で上昇し、高齢化の進展で低所得世帯が増加した影響がみてとれた。




